9月13日（日）

 

■京成杯ＡＨ

 

軸はルフトシュトローム。年明けのデビューから一気の３連勝でニュージーランドＴを制し、続くＮＨＫマイルＣでも５着と好走。出負けして位置取りが悪くし、直線では追い出しを待たされる不利もあり、その上で前残りの流れという厳しい展開だったが、その中でも直線でしっかり詰めて掲示板確保ならむしろ地力の証明と言えるもの。決して力負けではない。このコースで３戦３勝の実績が示す通り、東京よりも中山の方が向いているイメージで、時計面の裏付けも十分。初の古馬相手でも、ハンデ差を生かせば上位争いは十分に可能だ。

 

穴ならアルーシャ。前走のパラダイスＳは不良馬場で最内枠という難しい条件だったが、前半はじっくり構えて３角から徐々にポジションを上げると、直線は外から豪快な伸び脚。鞍上のエスコートも見事だったが、それに応えた馬の力も確かなものだった。その後はここを目標に調整され、休み明けでも申し分のない仕上がり。中山芝マイルは［1-0-2-0］と崩れておらず適性も十分。重賞未勝利にもかかわらず、前年覇者と同じ55kgのハンデは見込まれた印象だが、それも実力を認められているからこそ。この相手でもチャンスはある。

 

 

■セントウルＳ

 

軸はダノンスマッシュ。今春はオーシャンＳを制したが、続く高松宮記念は10着と大敗。その後も京王杯ＳＣを快勝するも、安田記念は８着と再びＧＩの壁に跳ね返された。とはいえ、高松宮記念は道悪に加えてスタートで躓く不利、安田記念は実績のないマイル戦と敗因ははっきりしているだけに陣営に悲観の色はない。「今年こそＧＩを勝つつもりでやってきた」という安田隆師。ＧＩ以外の芝６Ｆでは［5-1-0-0］とほぼパーフェクトな成績を残しており、やはりこの距離でこそ。悲願のビッグタイトルを掴むためにも、ここで取りこぼすわけにはいかない。

 

穴ならクライムメジャー。全５勝は７Ｆ以上でのものだが、２走前から６Ｆに距離を短縮すると、いきなり福島テレビＯＰで0秒2差と好走し、スプリント適性を証明。さらに前走の北九州記念では15番人気の低評価ながら、ラストはメンバー最速の末脚を繰り出して４着と重賞通用の脚力を存分に見せつけた。手綱を取った鮫島駿騎手も「この距離なら重賞でも」と手応え十分。もともと中京芝は［2-1-0-0］と得意にしており、舞台替わりは大歓迎。スプリント重賞２戦目でペースへの慣れも見込める今回、立ち回り次第では上位進出があっても驚けない。

 

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Posted by ライアン on 9月 12th, 2020 :: Filed under 競馬

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