8月23日（日）

 

■札幌記念

 

軸はラッキーライラック。前走の宝塚記念は案外な結果だったが、直前の豪雨で稍重の発表以上に馬場が重くなり「直線でも馬場を気にして厳しかった」とＭ・デムーロ騎手。全く能力発揮に至っていない以上、度外視していいだろう。その後は放牧で立て直され、秋に始動の予定を繰り上げてここへの出走を決めるほどに体調が良化。中間の栗東での動きからもきっちり仕上げてきたとみてよさそうだ。北海道シリーズは初も、同じ洋芝の香港で好走しており適正も問題なし。秋のＧＩ戦線に向けて、ここは負けられない一戦となる。

 

穴ならペルシアンナイト。今春のＧＩでは安田記念９着、宝塚記念15着と大敗が続き、すっかり影が薄くなってしまったが「ドバイの開催が中止になったり、走りにくい馬場になったりと不運があった」と齊藤助手。それ以前は強敵ぞろいのＧＩ、ＧIIで５戦連続掲示板確保なのだから、６歳でもまだまだ年齢的な衰えとは無縁と言っていい。昨年は５着ながら勝ち馬とはわずかに0秒3差で洋芝適正、小回り適正の高さも証明済み。これまで戦ってきた相手を考えれば、今回の組み合わせで軽視することは出来ない。

 

 

■北九州記念

 

軸はダイメイプリンセス。同レースは昨年１着、一昨年２着。それを含め小倉芝1200ｍが［2-1-0-1］という舞台巧者で、さらに戦歴が示す通りの典型的な夏女。ここはこの上ないベストの条件と言っていいだろう。前走のアイビスＳＤは「まだ状態が上がっている途中」というデキながら勝ち馬とは0秒1差。枠順の差もあった印象で、秋山騎手も「突き抜けるような勢いがあった」とその内容を高く評価する。ハンデ56kgも背負い慣れた斤量で能力発揮に支障はなし。前走からの上積みは大きく、連覇が濃厚だ。

 

穴ならプリディカメント。２月に山城Ｓを勝ってオープン入りを果たすと、その後は京都牝馬Ｓ９着、安土城Ｓ16着と２戦連続で大敗を喫するも、その２戦はともに実績のない７Ｆ戦。スプリントに戻した前走は、小回りの福島では明らかに不利と言えるフルゲートの大外枠からメンバー最速上がりで0秒2差だからオープン通用の地力は間違いない。この距離で崩れたのは１度のみで、それも大外、道悪、中２週と厳しい条件でのものだから全くの参考外。ひと叩きの効果で気配も上向き。差しの利く流れになれば一発がある。

 

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Posted by ライアン on 8月 22nd, 2020 :: Filed under 競馬

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