【ユニコーンS&函館SS】注目馬情報!!
6月21日(日)
■ユニコーンS
軸はカフェファラオ。致命的とも思える出遅れからあっさり差し切って見せた前走のヒヤシンスSも圧巻の勝ちっぷりだったが、それ以上にインパクトがあったのが初戦Vの内容だ。逃げて上がり最速、余力たっぷりの走りで後続に10馬身差をつける大楽勝だったが、注目はその2着馬。為す術なく突き放された2着馬は、次走から一気の3連勝で兵庫CSを制したバーナードループ。これを全く寄せ付けなかったのだから、この世代では頭一つ二つ抜けていると考えるのが当然だ。新型コロナウイルスの影響がなければ米三冠挑戦も期待されたマル外の逸材。ここはまだ通過点に過ぎない。
穴ならサトノラファール。陣営が「使ってからと思っていた」というデビュー戦を5馬身差で圧勝。そこからの2戦は掛かり通しの競馬で実力を発揮できなかったが、1400mに距離を短縮すると1勝クラスとオープンをあっさり連勝。ともに直線一気の末脚で強烈なインパクトを残す鮮やかな勝ちっぷりだった。今回は1F延長になるがワンターンのマイルなら問題なし。脚質的に広くて直線の長い東京に替わるのはプラスだ。「動きがかなり良くなっている」と前走からの上積みも大きく、流れ次第では強敵撃破で一気の重賞制覇があっても驚けない。
■函館SS
軸はダイアトニック。2走前は自身の斜行で2位入線からの3着降着。前走は直線で致命的な不利を受けて繰り上がり3着とアクシデントが続くが、その前走は「まともなら勝っていた」という声が大半であるように、あれだけの不利を受けながら盛り返した地力は文句なしでGI級と言っていい。父ロードカナロアも手掛けた担当助手が「本当に父に似てきた」というほどの成長曲線を示し、GI勝ち相当の走りを見せた前走からさらなるパワーアップが確実。洋芝はいかにも合いそうなタイプで、舞台替わりも問題なし。今の充実ぶりなら58kgも気にする必要はない。
穴ならジョーマンデリン。先週のUHB杯でオープン入りを決めて連闘での重賞挑戦。とはいえ、滞在競馬なら輸送の負担はなく「使って良くなりそうな感じがしていた」という陣営にとっては、勝って連闘はもともと描いていたプランの一つで、割り引いて考える必要はない。その前走はハイラップを好位で運んで1分07秒5の好時計。これは近10年の同レースに照らし合わせれば2番目に速い時計で数字の裏付けは申し分ない。「こっちの環境が合っている」というように、函館では[3-1-0-0]と崩れ知らず。引き続くベスト舞台の函館6Fなら昇級即重賞でも通用していい。
Posted by ライアン on 6月 20th, 2020 :: Filed under 競馬