【スプリングS&阪神大賞典】注目馬情報!!
3月22日(日)
■スプリングS
軸ヴェルトライゼンデ。皐月賞2着ワールドエース、菊花賞馬ワールドプレミアの半弟として早くから注目を集めていた良血馬。小倉のデビュー戦を危なげない競馬で圧勝すると、2戦目の萩Sも好位抜け出しの王道の競馬で快勝。前走のホープフルSではクラシック最有力候補とされるコントレイルには及ばなかったものの、勝ち馬を前に見る形から最速上がりをマークして2着と力を見せた。器用さや機動力を備えたドリームジャーニー産駒で舞台適正は申し分なし。これまでの安定したレース運びから、ここも崩れることは考えにくい。
穴ならシルバーエース。昇級戦だった前走のつばき賞は、番手から直線で伸びを欠いて3着に敗れたが、甲斐助手は「馬場が悪すぎてもうひと伸び出来なかった」。大跳びで綺麗なフットワークは明らかに良馬場向きだけに、極端に馬場が悪化した前走は参考外としてよさそうだ。デビュー2連敗にしても、良化途上の初戦、不利があって消化不良の2戦目といずれも言い訳できるもの。唯一スムーズだった3戦目の勝ちっぷりからすれば、ここで通用してもおかしくない。前走後はすぐに乗り込みを再開し、ここを目標に順調そのもの。格上挑戦でも侮れない。
■阪神大賞典
軸はキセキ。昨秋のフランス遠征では期待された結果を残すことは出来なかったが、帰国初戦の有馬記念では近年まれに見る好メンバーがそろったなかで5着と地力を見せた。その有馬記念で騎乗したムーア騎手も「長い距離が合う」と話しており、やはり菊花賞馬の適正は長距離にこそある。1月末の早めの帰厩から時間をかけてじっくり調整されており、始動戦に向けての臨戦態勢は万全。「昨年の同時期よりもいい感じできている。所詮から力を出せる仕上がりです」と小滝助手。17年菊花賞以来となる白星を掴み、春の盾獲りに弾みを付けたい。
穴ならボスジラ。距離を延ばして3連勝中という上がり馬。昨年は期待されたクラシック路線には乗れなかったものの、全兄にマウントロブソン、全妹にミヤマザクラと全きょうだいに重賞勝ち馬がそろう良血がいよいよ開花してきた。前走の早春Sは武豊騎手が「着差以上に手応えに余裕があった」という完勝で、2着に負かしたサンアップルトンが次走で勝ち上がったことからもその価値は大きい。今回が重賞初挑戦ながら、国枝師が「次は天皇賞・春にいきたい」と既にGIの大舞台を見据えるほど期待は大きく、4連勝での重賞初制覇も十分に有り得る。
Posted by ライアン on 3月 21st, 2020 :: Filed under 競馬