【オーシャンS&チューリップ賞】注目馬情報!!
3月7日(土)
■オーシャンS
軸はタワーオブロンドン。昨秋のスプリンターズS覇者がここから始動。この中間はミッドウェイFで十分に英気を養い、1月中旬に帰厩してからは「太らせないように気をつけながら」と入念に乗り込みを重ねてきた。大型馬の休養明けで目標はまだ先。斤量も他馬より2kg以上重い58kgと決して楽な条件ではないが、それでも藤沢師は「GI馬だし、言い訳にできない」ときっぱり。今年はイギリスのロイヤルアスコットやジュライCなど海外遠征も視野に入っているだけに、たとえ前哨戦でも国内で取りこぼすわけにはいかない。
穴ならカッパツハッチ。ここまで通算[3-3-3-4]という安定株。前走のルミエールSは1番人気で7着と崩れたが、テン乗りの影響か、終始チグハグな競馬で、そのうえで挟まれる不利もあってのものだから度外視していい。その前は2戦連続で千直でライオンボスに食い下がっており、スピード能力は優に重賞レベルにある。矢野師が「1400mまでなら大丈夫」と言うように距離延長は気にならず。中山芝1200mも1000万下を強い競馬で勝ち上がっておりコース適性も十分。コンビで[2-1-1-0]の丸山騎手に戻れば、チャンスはある。
■チューリップ賞
軸はクラヴァシュドール。暮れの阪神JFでは5馬身差の3着と決定的な差を付けられたが、ペースこそ速かったものの勝ち馬に気分良く行かせすぎたのは確かで、着差をそのまま実力の差と見ることは出来ない。2走前のサウジアラビアRCでは、次走で朝日杯FSを圧勝するサリオスと同等の末脚を使って最後まで食い下がったほどで、世代トップクラスの能力を疑う余地はない。成長力に富んだハーツクライ産駒で伸びしろは大きく、中間気配から心身の成長も顕著。先行激化が見込めるメンバー構成で、決め手が生きる流れが濃厚。逆転が可能だ。
穴ならチェーンオブラブ。前走のフェアリーSは7番人気で2着。人気薄での好走とあってフロック視する向きもあるが、ここ2戦はともに仕掛け遅れで上がり最速。明らかに脚を余しての敗戦で、内容的には一番強い競馬をしていたと言っても過言ではない。仲田助手が「パワーがついてきてどんどん良くなっている」と話せば、小笠師も「ここでもやれるだけの力はつけている」と自信の構え。桜花賞までを見据えた栗東留学もそれだけの手応えがあるからこそ。前走でしっかり脚を測った石橋脩騎手の継続騎乗なら、最後は必ず詰めてくるはず。
Posted by ライアン on 3月 6th, 2020 :: Filed under 競馬