【ステイヤーズS&チャレンジC】注目馬情報!!
11月30日(土)
■ステイヤーズS
軸はリッジマン。前年の覇者。その昨年は札幌の丹頂Sを勝っての臨戦で、見事1番人気に応える文句なしの勝ちっぷり。短距離志向が強いスウェプトオーヴァーボード産駒ながら芝の長距離戦で活躍する異色のステイヤーは、平地では日本最長距離となる中山芝18ハロンにも確かな適正を示した。その後の4戦は振るわないが、いずれも強豪揃いのGIかGIIだけに悲観する必要はない。過去に幾度も舞台替わりでの一変を見せており、前走大敗も気にならず。庄野師が「調子はすごく良さそう」という今の状態なら連覇が狙える。
穴ならオジュウチョウサン。再び平地に挑んでいるこの秋は3勝Cで10着、AR共和国杯が12着と惨敗続き。平地での限界を指摘する声も少なくないが、2走前は夏負けの影響が残り本調子になく、前走は初めてハナを切る形で馬自身に戸惑いもあった様子。いずれにせよ能力発揮に至った上での敗戦ではないだけに、まだ見限ることは出来ない。本馬の最大の武器は大障害コースでも最後までバテずに走り続けられる無尽蔵のスタミナ。走り慣れた中山で距離は平地最長の3600m。これ以上ない舞台で夢の続きをみせてもらいたい。
■チャレンジC
軸はステイフーリッシュ。昨春の京都新聞杯以降は勝ち星から遠ざかっているものの、今年は重賞7戦で[0-3-2-2]。GI大阪杯とGI級の揃った札幌記念を除けば一度も馬券圏内を外していない。前走の福島記念でも57.5kgを背負って小差2着。長距離輸送の影響でマイナス10kgと決して本調子ではないなかで、あれだけ走れるのだからやはり地力は高い。今回は地元の阪神で、昨年の同レースと今春の鳴尾記念でともに3着がある内回りの2000m。舞台適正は申し分なく、斤量も別定の56kgなら2つ目の重賞タイトルは手の届くところにある。
穴ならケイアイノーテック。すっかり影が薄くなってしまった昨年の3歳マイル王。ここ2戦も9,9着と苦戦が続くが、毎日王冠は出していったことで持ち味のキレが生かせず、天皇賞(秋)はそもそも相手が強すぎただけ。春はマイラーズCが上がり32秒1で、安田記念は上がり23秒7と持ち前の決め手は未だ健在だ。「下手にポジションを取りに行かず、しまいを生かす競馬をするだけ」と平田師。展開次第の面は否めないが、先行勢多数の顔ぶれで流れが速くなるようなら出番があっていい。
Posted by ライアン on 11月 29th, 2019 :: Filed under 競馬