10月26日（土）

 

■アルテミスＳ

 

軸はリアアメリア。阪神マイルのデビュー戦を８馬身差の大楽勝。鞍上曰く“わざと”出遅れたというスタートから後方に構えると、前半は折り合いに苦労するシーンもありながらなだめつつの追走。直線に向いて馬なりのまま先頭に立つと、そのまま追うところもなくあっさり後続を突き放してみせた。当時の３，４着馬はその後に勝ち上がっており、決してメンバーレベルが低かったわけではないし、比較的時計のかかる馬場状態の中で上がり34秒4は極めて優秀。テンションの高さは課題だが、重賞の流れで落ち着いて運べれば、２戦目でのタイトル奪取が濃厚だ。

 

穴ならオムニプレゼンス。福島のデビュー戦で３着と好走し、続く中山の未勝利戦で勝ち上がりを決めているものの、「初戦は小回りの福島が忙しい感じだった。中山で勝ったけど、本質的には東京のような広いコースが向いている」と国枝師。小回りと道悪の近２走ではまだ本来の力を見せたとは言えず、舞台替わりで大きく変わってくる可能性は十分ある。叔父にワールドエースがいるディープインパクト産駒の良血。いきなりの重賞挑戦も期待の大きさを示すものであり、軽視は出来ない。

 

 

■スワンＳ

 

軸はダイアトニック。これまで通算10戦で［5-2-1-2］、５着以下は一度もないという安定株。重賞経験は今春のダービー卿ＣＴの１戦のみで、その時は４着に敗れているが、上がり最速で勝ち馬と0秒2差なら重賞通用レベルの力量は既に示していると言っていい。陣営の期待は大きく、同じロードカナロアを父に持ち、今の短距離界でトップクラスに位置するダノンスマッシュとも遜色ない評価を与えているほど。約５ヶ月ぶりの実戦だが、もともと久々を苦にするタイプではなく、中間気配からも十分に力の出せる状態。ここを勝って一気にマイル路線の主役候補へと躍り出る。

 

穴ならキャナルストリート。昨春から今年２月にかけて５戦４勝２着１回と一気に飛躍。昇級かつ休み明けでいきなりのＧII挑戦だった２走前の京王杯ＳＣでは５着に好走。それもレコード決着に0秒2差なのだから、そのスピードはここに入っても十分通用する。前走の朱鷺Ｓは案外な結果だったが、直線で外に持ち出したことで目標を失いソラを使って伸びを欠いただけで、決して能力を否定するものではない。もともと左回りではモタれる面があり、「右回りのほうが良いかもしれない」と大竹師。舞台替わりで一変があっていい。

 

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Posted by ライアン on 10月 25th, 2019 :: Filed under 競馬
Tags :: アルテミスステークス, スワンステークス

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