6月16日（日）

 

■ユニコーンＳ

 

軸はデアフルーグ。前走の青竜Ｓで２着に敗れ、デビューからの連勝は３でストップしたものの、その前走も負けて強しの内容。最内枠からの芝スタートで行き脚がつかず後手に回ったが、慌てず騒がずじっくり脚をタメためると、直線は内ラチ沿いのスペースからメンバー最速となる上がり35秒2の末脚でタイム差なし２着まで追い込んだ。鈴木伸師も「時計も上がりも速かった」と収穫十分の一戦だったことをアピール。仕上がり面にも不安はなく、ここで前走の雪辱を誓う。

 

穴ならダンツキャッスル。芝では良い決め手を見せながらもなかなか勝ち上がれなかったが、ダートに矛先を向けると２戦目で６馬身差の大楽勝。その後は芝での２着を挟み、再びダートに戻った前走が５馬身差の圧勝。終始競りかけられながらの逃げという苦しい展開でありながら、直線だけであっさり突き放してしまうのだから、まだダートでは全く底を見せていないと言っていいだろう。谷師も「相手は揃うが楽しみ」と色気十分。番狂わせがあっても驚けない。

 

■函館ＳＳ

 

軸はリナーテ。サトノダイヤモンドの半妹という良血。体質の弱さなどからここまでなかなか軌道に乗ることが出来なかったが、一歩ずつ着実にステップアップを重ねると、ここ２走は京都牝馬Ｓ、京王杯ＳＣともに0秒1差の２着に好走。待望の重賞タイトルが手に届くところまで見えてきた。「立ち回りが上手だし、馬混みで脚がたまるようになった」と須貝師。小回りコースは苦にならず、札幌と函館で計２勝を挙げており洋芝適正も抜群。期待の良血がここで初タイトルを掴む事になりそうだ。

 

穴ならカイザーメランジェ。オープン入り後はまだ目立った結果は出ていないが、大きく負けたのは出遅れたオーシャンＳと初の千直だった前走の韋駄天Ｓの２戦で、その他は春雷Ｓが0秒1差３着で鞍馬Ｓが0秒3差の５着だからオープン通用の地力は示している。洋芝函館は今回が初だが、父がエルコンドルパサー産駒のサクラオリオンなら潜在的な適正への期待度は大。一発があってもおかしくない。

 

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Posted by ライアン on 6月 15th, 2019 :: Filed under 競馬
Tags :: ユニコーンステークス, 函館スプリントステークス

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