4月15日（土）

 

■中山グランドＪ

 

軸はオジュウチョウサン。昨年の中山ＧＪを圧勝すると、そこから怒涛の５連勝。９馬身ぶっちぎった暮れの中山大障害も強かったが、カラ馬の煽りをもろに受けながら勝ちきった東京ＨＪ、初の関西遠征でも動じることなく完勝した前走の阪神ＳＪも文句なしに強い競馬だった。障害馬としての能力はもちろん、精神面でも死角らしい死角は見当たらず、それどころか、まだ６歳と障害馬としては若く伸びしろも十分。目立った進行勢力もおらず、大半は既に勝負付の済んだ相手。連覇が濃厚と考えていいだろう。

 

穴ならタイセイドリーム。障害でのキャリアはまだ８戦と浅いが、入障戦以外では一度も３着を外したことがなく、障害馬としてのセンスは抜群。もともと準オープンまで出世していた馬で、平地での脚力はメンバーでもトップクラスと言っても過言ではない。キャリアの浅さは裏を返せば伸びしろの大きさを示すもので、絶対王者に完敗した前走にしても、休み明けで明らかな叩き台仕様なら悲観する必要はない。中山適正は高く、あとは大障害にしっかり対応できれば、王者を脅かすシーンがあっても驚けない。

 

 

■アンタレスＳ

 

軸はグレンツェント。芝のデビュー戦こそ５着に敗れたものの、２戦目からダートに矛先を向けると、以後は９戦６勝で未だ４着以下なしと抜群の安定感を見せつけている。世代の重賞では後に中央ＧＩを制するゴールドドリームに食い下がり、既に重賞４勝のケティブレイブは完封。初の古馬との対戦だったみやこＳでも後のＧＩ馬アポロケンタッキーとタイム差なしの互角の勝負を演じてみせた。前走の東海Ｓは相手に恵まれた感もあるとはいえ、ＧIIできっちり勝ちきれるあたりは地力の証明していいだろう。勝って大一番へ弾みをつけたい。

 

穴ならタムロミラクル。ディープインパクト産駒としては珍しいダート馬。ダートでは21戦して掲示板外が僅かに２回のみという安定感が光るが、明け５歳となったここにきてさらに馬体が充実。陣営も「ダート馬らしい体つきになってきた」と評価する。前走の佐賀記念ではロンドンタウンに完敗しているが、これはコース適性の差。阪神ダート1800ｍは下級条件時とはいえ［1-1-1-0］の得意舞台で、休み明けも苦にしないタイプと、舞台設定も臨戦過程も大幅に好転。大駆けの可能性は十分ある。

 

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Posted by ライアン on 4月 14th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: アンタレスステークス, 中山グランドジャンプ

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