【新潟記念&小倉2歳S】注目馬情報!!
9月4日(日)
■新潟記念
軸はダコール。今年は重賞5戦で4,2,4,2,4着。抜群の安定感で8歳とは思えない充実ぶりを示している。初めて重賞で1番人気に支持された前走は4着と人気に応えることは出来なかったが、これは直線の勝負どころで前をカットされブレーキをかける不利があってのもの。スムーズなら悪くても連対は確保していたはずだ。今回、安城にはWASJ優勝で勢いを取り戻したミルコ・デムーロ騎手を配備。本馬を知り尽くす主戦の小牧騎手からの乗り替わりは「もう一つ重賞が欲しい」という陣営が勝利に拘った証とも言えるだろう。全7勝を平坦コースでマークしており、中でも新潟は重賞初勝利を決めた相性の良い舞台。年齢的にも残されたチャンスはそう多くないだけに、ここでしっかりともう一つのタイトルを手に入れたい。
穴ならエキストラエンド。京都金杯の覇者で、かつてはマイル重賞の常連だったが、年齢を重ねズブくなってきたこともあり現状では中距離がベスト。前走の小倉記念は後方待機から鋭く脚を伸ばして0秒1の2着。番手で進めた人気薄が押し切る流れを考えれば十分な結果と内容だった。新潟に実績はないが、東京コースで3勝を挙げているように本質的には左回りで広いコースは合っているタイプ。極端な上がり勝負になると分が悪いが、マイネルミラノ、メイショウナルトに加え、「ハナにこだわっていく」と明言しているエーシンマックスまで参戦となればペースは簡単には落ち着かず、本馬向きの流れも期待できる。前走好走でもまだ軽視されている今が狙い目だ。
■小倉2歳S
軸はクインズサリナ。出走全馬の中で唯一の2勝馬と実績も最上位なら、その内容も秀逸だ。好位からあっさり抜け出し2馬身差快勝の初戦の2着馬はその後に未勝利とダリア賞を連勝。前走のフェニックス賞で負かしたカシノマストは次走でひまわり賞を7馬身差の圧勝。いずれもハイレベルな相手を完封しての勝利でその価値は高い。最終週を迎え外差し傾向が目立ち始めた馬場状態も控える競馬で連勝している本馬には歓迎材料。また、この中間は小倉に滞在して調整されており、420kgほどの小柄な牝馬にとってはこれもプラスに働きそうだ。実績、レース内容、調整過程、すべてにおいて死角はなく、3連勝で重賞初制覇を果たす可能性は高い。
穴ならダイイチターミナル。かつては前走小倉組が圧倒的に有利だった本競争だが、近年は11年エピセアローム、15年シュウジと小倉以外の競馬場からの臨戦馬も勝利を収めており傾向は変わりつつある。本馬の前走は福島芝1200mで未勝利勝ち。ハイペースを番手で進めると、直線で力強く抜け出し最後は2着馬に5馬身差をつける大楽勝。勝ち時計1分10秒1は同日の3歳未勝利とほぼ同じラップで0秒1遅いだけという優秀なものだった。そもそも、小差2着に敗れたデビュー2戦も相手が悪かっただけで普通なら勝ち上がっていた内容。前走福島が嫌われて人気にならないようなら妙味は大きい。
Posted by ライアン on 9月 3rd, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: 小倉2歳ステークス, 新潟記念