【中京記念&函館2歳S】注目馬情報!!
7月24日(日)
■中京記念
軸はトウショウドラフタ。同世代では指折りのスピードの持ち主。ここまで良績は1400m戦に集中しているが、マイルで大きく崩れたのは馬がまだまだ未完成の2歳の夏から秋にかけてのもの。前走のNHKマイルCは敗れはしたもののメジャーエンンブレムから0秒3差の5着なら高い評価が必要で、実戦を重ねるなかでマイルの距離なら十分に対応出来るようになってきた。それ以前の3連勝はいずれも上がり最速で瞬発力も十分。開幕週でも差しが有利な中京のコース形体と脚質もマッチする。古馬相手のハンデ戦で53kgの斤量も大きな魅力。マイル路線でも強い3歳世代を証明する。
穴ならアルマディヴァン。昨年は13番人気で2着。パラダイスS8着から得意舞台に替わったことで走りが一変した。今年はエプソムCからの臨戦と昨年とは異なるローテーションだが、GI後に続戦した昨年に対し、今年はGIに見向きもせず得意舞台のここを目標に一息入れて前走をひと叩き。太め残りで明らかに叩き台仕様だった前走からの上積みは大きく状態は昨年以上と考えていい。0秒2差だった中山牝馬Sの内容から能力の衰えも感じられないだけに、2年連続での波乱演出の可能性は十分ある。
■函館2歳S
軸はロイヤルメジャー。函館芝1200mのデビュー戦は若手有望株の加藤祥太を鞍上に2馬身半差の快勝。洋芝で稍重という力のいる馬場を苦にせず、その馬場で1分10秒2なら勝ち時計も上々と言える。何よりも強調したいのは厩舎力。山内厩舎は過去3度も函館2歳Sを勝っており、担当厩務員も12年の当レースを勝ったストークアンドレイよりも「手応えを感じている」と期待を露わにしている。父は、あのディープインパクトを抑えて昨年初めて2歳リーディングに輝いたダイワメジャーと血統の裏付けも十分。世代最初のタイトルを手にする可能性は高い。
穴ならネコワールド。東京のダート1400mで新馬勝ち。番手追走から直線半ばで早々と先頭に立つと、後続を一気に突き放して大楽勝。2着に2馬身、3着はそこからさらに9馬身離れるという圧勝劇だった。父がJBCスプリントなど交流重賞8勝のノボジャックというダート血統だが、母父にサクラバクシンオーがいて、初戦で見せた回転の速いピッチ走法は小回り洋芝の函館なら十分に通用する可能性を感じさせるもの。ノボジャック産駒でデビュー勝ちがダートという部分で嫌われるなら妙味は大きいとも言えそうだ。
Posted by ライアン on 7月 23rd, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: 中京記念, 函館2歳ステークス