【中山GJ&アンタレスS】注目馬情報!!
4月16日(土)
■中山グランドジャンプ
軸はサナシオン。アップトゥデイトが脚部不安で回避、エイコーンパスが屈腱炎で引退と強力なライバルになるはずだった馬が相次いで戦線を離脱。今回のメンバーであれば本馬が不動の中心となる。昨春の入障以来、5連勝を含む7戦6勝で重賞を2勝。唯一の敗戦が暮れの中山大障害の3着で、その時に先着を許した2頭こそが前記したライバル候補だった2頭なのだが、勝ち馬には前走できっちり雪辱を果たしている。その前走は常時掛かりっぱなしという競馬だったが、放牧を挟んだ今回は精神的にも落ち着いており、心身ともにデキは前走以上。ライバル不在の一戦を落とすわけにはいかない。
穴ならマイネルフィエスタ。1強ムードのサナシオンを除けば、あとはほぼ横一線といった様相。であれば、既に大障害コースで苦戦を強いられた馬よりも、未経験馬の未知の魅力に賭けるのも面白い。本馬は大障害コースはおろか中山自体が初めてとなるが、スピードタイプのジャンパーだった半兄テイエムハリアーに比べ、父がシンボリクリスエスに変わった本馬はスピードよりも持続力で勝負するタイプとなり、むしろタフな中山向きである可能性も。現役トップジャンパーの一頭であるオースミムーンに先着した実績があるように地力は高く、流れが向けば好勝負は十分に可能だ。
■アンタレスS
軸はアウォーディ。芝でも重賞好走歴のある本馬だが、昨秋にダートに転じてからは一気の3連勝。目下、シリウスS、名古屋大賞典と重賞を連勝中でまだまだ底を見せていない。半弟ラニがUAEダービーを勝ったのは記憶に新しいが、半妹アムールブリエもエンプレス杯連覇など交流重賞を4勝。砂適正の高さも相当なものだが、血の勢いというものも無視できない。前走は小回りの名古屋で大差の圧勝を演じているが本質的には広いコース向き。層の厚い同路線の主役となるべき、さらに連勝を伸ばし今後に続く大一番へと繋げたい。
穴ならサンマルデューク。3,4走前にともに二桁人気でオープンを連勝。2走前も同じくオープンで58kgを背負いながら上がり最速をマークして3着と明け7歳にして充実期を迎えた印象。久々の重賞挑戦となった前走は11着に敗れたが、これはクラスの壁というより、追い込み馬の本馬には単純に流れが向かなかっただけで度外視していい。競馬をしていないぶん消耗もなく今回も良いデキを維持。阪神に実績はないが、脚質的には向くはずで、目下の充実度なら克服は可能だろう。
Posted by ライアン on 4月 15th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: アンタレスステークス, 中山グランドジャンプ