【フィリーズR&中山牝馬S】注目馬情報!!
※先週はチューリップ賞で10番人気3着のラベンダーヴァレイを穴推奨!!
3月13日(日)
■フィリーズレビュー
軸はダイアナヘイロー。6番人気と評価の低かったデビュー戦を2馬身半差であっさり逃げ切ると、続くエルフィンSも7番人気2着と好走。初戦が逃げ、前走が2番手からという積極的な競馬ながら上がりはともに3位以内をマークしており、スローペースの恩恵を加味しても秀逸なレース内容だった。地味な血統、厩舎や騎手から人気は今ひとつだが、チューリップ賞勝ちのレッドアヴァンセに0秒2差という前走結果がそのまま本馬の実力と考えていい。決め手にはやや欠けるものの、キングヘイロー産駒らしいスピードとパワーを備えており、阪神の芝7Fはベストに近い条件。まだ手頃な人気にとどまっている今回が狙い目だ。
穴ならメイショウスイヅキ。デビューから3戦連続で最速上がりをマーク。なかでも牡馬相手に2馬身突き抜けたいちょうSの33秒0の末脚は強烈なインパクトを残した。続くファンタジーSは上がり2位で6着に敗れたものの勝ち馬とは僅か0秒3差。これまでの5戦で大きく崩れたのはGI阪神JFを含めマイル戦だった2鞍のみで、掛かりやすい気性面から現時点では7F以下が適距離と思われる。今回は阪神の芝7F戦。父パイロの血統から力の要る阪神の馬場も歓迎なだけに、前2走の着順で人気を落とすようなら面白い。
■中山牝馬ステークス
軸はルージュバック。さすがに牝馬同士のGIIIでは頭一つは優に抜けていると判断していい。昨年はデビューから3連勝できさらぎ賞を制し、一時期は牡馬を含めた世代の最強馬との声もあったほど。今となってはそれが過大評価だったことは否定できないが、それでも、順調さを欠いたオークスで0秒1差2着。休み明けぶっつけのエリザベス女王杯で0秒1差4着。一線級相手の有馬記念でもマクリ気味の積極的な競馬で0秒5差と能力の一端は示し続けてきた。秘める能力は間違いなくGI級。本来ならば一線級相手の中山記念や大阪杯などで始動すべき実力馬であり、先々を見据える上でもここでの取りこぼしは許されない。
穴ならキャットコイン。デビューから3連勝でクイーンCを制覇。後の2冠牝馬ミッキークイーンを退けた実力馬だが、その後は順調さを欠いて牝馬三冠はいずれも見せ場なく大敗。前走のターコイズSも前残りの展開を後方から進めて13着に敗れた。しかし、これらの敗戦の理由がデキにあったことは明らか。桜花賞で大きく減らした馬体をオークスでさらに減らし、秋の復帰戦でもわずかプラス2kgと戻すことは出来ず、これが前走までは尾を引いていた。だが、この中間は「かなり順調にきている」と陣営が胸を張る調整過程。潜在能力の高さは疑いようがなく、能力発揮なら好勝負が見込める。
Posted by ライアン on 3月 12th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: フィリーズレビュー, 中山牝馬ステークス