2月7日(日)
■東京新聞杯
軸はダッシングブレイズ。デビュー以来、10戦全てで2番人気以内と高い支持を集めてきた素質馬。3歳春の段階では500万下を勝つまでにとどまり、期待ほどの活躍を見せることは出来なかったが、ひと夏を越して素質が開花。1000万下→1600万下→オープン特別をいずれもメンバー最速上がりをマークして3連勝。その勢いは昨年のモーリスを彷彿させると言っても過言ではないだろう。そして満を持しての重賞参戦。2走前に東京マイルを1分32秒台の好時計で勝っており、時計の裏付けもコース適正も申し分なし。大目標の安田記念に向けては賞金加算が必須だけに、ここでの取りこぼしは許されない。
穴ならマーティンボロ。14年夏に小倉記念2着、新潟記念1着でサマー2000シリーズチャンピオンの称号を手にしたが、同年秋の天皇賞で13着に敗れるとその後は長期休養を余儀なくされ、復帰までには約11ヶ月もの時間を要した。復帰戦の毎日王冠は13頭立ての13着に敗れたが、再び放牧を挟んだ復帰2戦目の京都金杯ではプラス16kgと仕上り途上の状態で距離も未勝利時代以来となるマイル戦と厳しい条件のなか、上がり3Fで34秒0をマークし勝ち馬とは0秒7差とまずまずの内容。ひと叩きされた今回は復帰後では間違いなく一番の状態。一変があってもおかしくない。
■きさらぎ賞
軸はサトノダイヤモンド。13年のセレクトセールで2億4150万円の高値が付いた良血馬。昨秋のデビュー戦では同じくセールで2億円超のロイカバードとの対決が注目されたが、結果は本馬がライバルを一蹴。好位追走からメンバー最速上がりで2馬身半の差をつける圧勝だった。初戦のパフォーマンスから、クラシックの最有力候補という声もあったが、前走の自己条件を3馬身半差でまたもや大楽勝、さらに初戦で完封したロイカバードが未勝利→500万下を圧勝したことから本馬の評価は確たるものとなった。そのポテンシャルと期待度からすれば初重賞のここも通過点だろう。
穴ならレプランシュ。デビュー3戦すべてで最速上がりをマークしているキレ者。新潟は速い上がりが出やすいとはいえ、初戦でマークした上がり3F32秒4は破格の数字。2戦目のアイビーSはさすがに位置取りが後ろ過ぎたか最速上がりでも7着まで追い上げるのが精一杯だったが、勝ち馬と0秒3差なら悲観する必要はない。前走に至っては上がりの出にくい阪神で33秒1。とにかく決め手の鋭さだけならば世代上位と言っても過言ではない。舞台はディープ産駒が庭とする京都の外回り。展開に注文は付くものの、超スローペースでヨーイドンの競馬になればチャンスはある。
Posted by ライアン on 2月 6th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: きさらぎ賞, 東京新聞杯