【京王杯2歳S&ファンタジーS】注目馬情報!!
11月7日(土)
■京王杯2歳S
軸はボールライトニング。圧巻だったのが初戦の勝ちっぷり。京都芝1400mをスタートから楽に好位に取り付けると、直線では父ダイワメジャー譲りのパワフルなフットワークで加速し、ほぼ追わずに流しただけであっさりと後続を振りきってみせた。それでいてラスト2ハロンを11秒4-11秒3と加速しているのはポテンシャルの高さを裏付けるもの。半姉デグラーティアはデビュー3連勝で小倉2歳Sを制した仕上がり早の快速馬。弟も現時点での完成度は高く、デビュー2戦目での重賞勝ちは十分に期待できる。
穴ならモーゼス。全兄にデビュー4連勝でNHKマイルCを制したカレンブラックヒルを持つ良血馬。当初は6月デビュー予定していたが、当週の追い切りに跨った横山典騎手の進言もあり、身体が出来上がるのを待って10月のデビュー。稽古内容が今一つだったことから4番人気に甘んじたが、レースでは逃げた2着馬をゴール寸前でクビ差かわして見事に初戦勝ち。無理せず成長を待ったことが結果に繋がった。セレクトセールでは1億円の高値が付いたほどの期待馬。兄同様、無傷の連勝で重賞初制覇を果たす可能性は十分ある。
■ファンタジーS
軸はブランボヌール。前走の函館2歳Sではディープインパクト産駒のJRA全10場重賞制覇を決めたが、それまでディープ産駒が函館で重賞を勝っていなかったことからも分かる通り、本質的には重い洋芝よりも軽い馬場の方があうタイプ。ディープ産駒はスプリント重賞も今年のCBC賞が初勝利となっており、洋芝のスプリント戦はお世辞にも得意舞台とは言えない。つまり、その状況下で勝利を収めた本馬は単純な結果以上に評価する必要がある。京都外回りへの舞台替わり、1ハロンの距離延長はともに大歓迎。重賞連勝で世代の女王に王手をかける。
穴ならキリシマオジョウ。九州産馬へのイメージからなのか、今一つ評価の上がらない本馬だが、デビュー2連勝の内容は決して一般馬にもヒケを取るものではなかった。初戦は好スタートからあっさりハナを奪うとそのまま後続に影をも踏ませぬ快走で6馬身差の圧勝。続くひまわり賞もスピードの違いを見せつけて3馬身半差の逃げ切り勝ち。ともに九州産馬限定レースで楽な相手関係だったとはいえ、内容、時計ともに十分に評価できるもの。最大の武器であるスタートダッシュを存分に活かせる最内枠確保も追い風となるだけに、九州産馬だからと軽視すると痛い目に合いそうだ。
Posted by ライアン on 11月 6th, 2015 :: Filed under 競馬
Tags :: ファンタジーステークス, 京王杯2歳ステークス