【スワンS&アルテミスS】注目馬情報!!
10月31日(土)
■スワンステークス
軸はフィエロ。ここまで重賞勝ちはないが、昨秋のマイルCS2着を含め重賞で2着2回3着2回と実績は十分。いつタイトルを手にしてもおかしくない実力の持ち主だ。スワンSからの始動は昨年と同じだが、昨年は休養前が極悪馬場で消耗の激しかった安田記念。同じ臨戦過程であっても今年の方が状態面での上積みに期待ができる。もとより休み明けの仕上げには定評のある藤原英厩舎。完調とは言わないまでも力の出せる状態で出てくることは間違いない。相手関係も昨年と大きく変わったところはなく勝機は十分。念願の重賞初制覇を果たし大一番へと弾みをつける。
穴ならオメガヴェンデッタ。前走のキーンランドCでも見せ場十分な4着と力を見せた本馬だが、全5勝中4勝を7F戦で挙げているように、本質的には6Fよりも7F。今春の京王杯SCでも初重賞ながら0秒1差の3着と見せ場を作っている。前走で結果が出ていればスプリンターズSでも有力候補になっていたと思われるが、そこで賞金を加算できなかったことで仕切り直し。今回が初コンビとなる岩田騎手は以前稽古で跨がり「ロードカナロアみたいな馬体。凄い器やわ」と絶賛。GIの舞台を目指すたけにもここでしっかりと賞金を加算しておきたい。
■アルテミスS
軸はメジャーエンブレム。良血の期待馬カイザーバルを筆頭に強力なメンバーが揃った一戦だが、そのなかでも牡馬相手に新馬→アスター賞を連勝してきた本馬の底力と経験を一枚上にみる。初戦で負かしたプランスシャルマンは芙蓉Sでクラシック候補とも言われるプロディガルサンに半馬身差。牡馬の一線級にもヒケを取らない能力の裏付けとしては十分だろう。前走の中山でも上手く立ち回っていたが、大跳びの走りからも本質的には広いコース向きで、東京に戻るのは大歓迎。絶好調の鞍上の後押しもあり、無傷の連勝をさらに伸ばす可能性が高い。
穴ならエスティタート。重賞2勝のフラガラッハの半妹という血統馬で、初戦は単勝1倍台の圧倒的人気に応え快勝。続くききょうSはアタマ差2着に敗れたが、出遅れと牡馬が相手だったことを考えれば十分に評価できる。半兄の実績と血統からマイルへの距離延長は歓迎で、「左回りの方が走りはスムーズ」と武豊騎手が言うように東京への舞台替わりも大歓迎。相手は一気に強くなるが、デビュー2戦とも最速上がりをマークしている末脚が活かせる流れになれば、2歳牝馬戦線で一気に主役になる走りをみせても不思議ではない。
Posted by ライアン on 10月 30th, 2015 :: Filed under 競馬
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