【レパードS&小倉記念】注目馬情報!!
■8月9日(日)
■レパードS
軸はクロスクリーガー。前走のジャパンダートダービーでは完全に勝ちパターンに持ち込みながら、ノンコノユメにあっさり交わされたが、3着馬には5馬身という決定的な差を付けており、これは相手が強すぎたと認める他ない。2月のヒヤシンスSではゴールデンバローズに敗れているが、これはマイルの流れが向かなかったと割り切れる。1780mの兵庫CSは9馬身差の圧勝。中央の1800m戦は3戦3勝で、前走のJDDも例年なら圧勝でもおかしくない内容での2着。そして、今回の舞台は1800m。それも前有利の新潟のダートコース。左回りも問題なく、展開の恩恵も見込めるとなれば、悪くても馬券内を外すことはないだろう。
穴ならダノンリバティ。今回が初ダートとなる本馬だが、血統的にダート替わりは魅力的に映る。父キングカメハメハはホッコータルマエやベルシャザールなどのダートGI馬を輩出しているが、芝ダート兼用の父の血に対し母系はバリバリのダート血統。母の兄姉にはヴァーミリアンをはじめ、サカラート、キングスエンブレム、ソリタリーキングといったダート重賞馬が多数。母自身もダートで5勝を挙げている。芝で鮮烈なデビュー勝ちを果たしたことから春はクラシック路線を歩んだが、血統背景からすればダート参戦は当たり前の選択肢。その道程は砂の絶対王者とまでいわれた叔父ヴァーミリアンに通ずるものもあり、ここはあっさりまであっておかしくない。
■小倉記念
軸はベルーフ。圧巻だったのは京成杯。先行有利とされる中山の芝2000mでペースもスロー。それを後方待機の4角12番手から豪快に差し切った競馬は強烈なインパクトを残した。続くスプリングSもハイレベルなメンバーを相手に4着に善戦。皐月賞本番こそ落鉄の影響もあって12着に完敗したが、潜在能力の高さは疑いようがない。その後は状態面を考慮しダービーを自重。「何とかダービーに出したかった」と言うが、この英断により馬体の立て直しに成功。京成杯の頃の良い状態に近づきつつある。種牡馬として小倉適正の高いステイゴールドの甥で、成長力が期待されるハービンジャー産駒という血統面も魅力。3歳馬で54kgのハンデは見込まれたが、チャンスは十二分にありそうだ。
穴ならノボリディアーナ。前走の垂水Sは休み明けで「急仕上げ気味だった」という状態ながら牡馬を相手に完勝。8番人気という低評価ではあったが、「ゲートさえ出ればあれぐらいは走る」と陣営に驚きはない。レース数日前にジョッキーを背にゲート練習をしたことで課題とされてきたゲート難を克服。今回も同様の調整を施し当日を待つ。もともとウリウリやシャトブランシュといったのちの重賞馬を負かしてきた実力派でハンデ52kgも恵まれた印象。前走後はここを目標に定め、叩き2戦目ということもあり「体調的には絶好調」と仕上がりは万全。“夏は牝馬”の格言もあり、ウインプリメーラやマローブルーが人気を集めそうだが、もう一頭の牝馬にも注意した方がいいだろう。
Posted by ライアン on 8月 7th, 2015 :: Filed under 競馬
Tags :: レパードステークス, 小倉記念