8月9日（日）

 

■レパードＳ

 

軸はミヤジコクオウ。半兄にエスポワールシチーがいる次世代のダート王候補。前走のジャパンダートダービーは２番人気の支持を集めながら、自身初めて馬券圏内を外す５着に敗退。向こう正面から追っつけどおしという、およそらしくない走りだったが、これは幸騎手が言う通り「馬場適性の問題」と片付けていいだろう。２走前の鳳雛ＳではＪＤＤ２着のダイメイコリーダをまったく寄せ付けずに３馬身差完勝なのだから、世代トップクラスの能力を疑う余地はない。実績ある中央ダートに戻って能力発揮なら、あっさり巻き返せる。

 

穴ならライトウォーリア。２走前の伏竜Ｓで大差負けを喫するなど精神面での課題は残るものの、ダートで負けたのはその一戦のみで、この距離では３勝をマークとまだ全く底を見せていない。放牧で立て直された前走は古馬相手の２勝クラスを完勝。サルサレイアを負かしての勝利は大きな価値のあるものだった。前走後は外厩への短期放牧を挟んでリフレッシュ。抜群の中間気配から上積みは間違いなく、最終追い切りも「いい動きだった」と高野師。本来の力が発揮できればタイトルに手が届いてもおかしくない。

 

 

■エルムＳ

 

軸はタイムフライヤー。昨年の同レースでは初ダートということもあって６着に敗れたが、その後もダート路線を歩み、武蔵野Ｓ２着、フェブラリーＳ５着など一線級相手にたびたび善戦。ダート転向７戦目でようやく勝利となった前走は、ルメール騎手が「力が違うという勝ち方。強かった」と絶賛する圧巻の勝ちっぷり。父ハーツクライに母の父ブライアンズタイムという成長力豊富な配合で、２歳時に芝ＧＩを制した素質馬が、ここにきてダートでさらなる進化を遂げた印象だ。牧場仕上げでデキも申し分なし。一気の連勝が見込める。

 

穴ならロードゴラッソ。前走のアンタレスＳで８着と大敗したこともあって評価は急落の様相だが、その前走はスタート後の不利が大きかったし、そもそも使い詰めで本来のデキにはなかっただけに参考外としていい。それ以前は交流重賞で２，１着。暮れの東京大賞典でも強敵相手に５着と頑張っており、地力の高さは誰の目にも明らかだ。久々でもしっかり乗り込まれて仕上がりは上々。小回りのダート1700ｍも昨年の大沼Ｓで１番人気２着なら問題なし。リフレッシュ放牧で立て直された今回、一変があっていい。

 

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Posted by ライアン on 8月 8th, 2020 :: Filed under 競馬

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