【フィリーズR&金鯱賞】注目馬情報!!
3月15日(日)
■フィリーズレビュー
軸はカリオストロ。デビュー2戦は6F戦で小差2着と勝ちあぐねたが、7Fに距離を延ばした3戦目で待望の初勝利をマーク。続くりんどう賞は折り合いを欠いて7着に敗れたものの、前走は無理に抑えず初めて逃げる形を取ると、後続に影をも踏ませぬ走りで5馬身差の大楽勝と力を見せた。しかも、今回と同じ舞台で2歳コースレコードを樹立。それも日本レコードに0秒1差まで迫る時計なのだから、突出したスピード能力と言っていいだろう。今回は重賞で相手関係は強化され、同型との兼ね合いが鍵になるが、前走のようにスムーズに先手が取れるようなら、再度の押し切りが濃厚だ。
穴ならマテンロウディーバ。昨年12月に同舞台のメイクデビューを1分22秒3の好時計で快勝。前走の紅梅Sは3着だが、スタートで後手に回り、スローペースの前残りの流れで詰めきれなかっただけ。400kg台の小柄な馬体でもまれる競馬も厳しかったが、むしろその中でもしまいはいい脚を使って0秒2差まで追い上げたことは高く評価できる。「上手に流れに乗れるようなら重賞でも」と陣営の期待は大きく、だからこその格上挑戦。小柄な牝馬で大きな上積みこそないものの、この中間もカイ食いは良く、しっかり稽古もこなして元気いっぱい。勝ち鞍のある舞台に戻り、大駆けがあっても。
■金鯱賞
軸はサートゥルナーリアで仕方ない。無敗で皐月賞を制した後、2冠濃厚と思われた日本ダービーでまさかの4着に敗れ、秋も天皇賞で6着に敗戦。いずれも左回りの東京で馬券圏外に沈んだ。しかし、敗因は回りではなく気性面の問題。しっかり攻めて仕上げすぎた事でテンションが上がり、当日はイレ込みがきつく本来のパフォーマンスを発揮できなかっただけ。落ち着き重視の調整に変えた有馬記念でリスグラシューの2着と結果を残したことがそれを証明している。その時の教訓を生かし、今回も前回と同じ調整方法でここまでは順調そのもの。始動戦であらためて世代最強を証明する。
穴ならサトノソルタス。長期休養から復帰後は実戦を重ねながら着実に復調。3戦目で3勝クラスを勝ってオープン入りを果たした。前走の中日新聞杯では5着に敗れたものの、窮屈になるところがありながら、ブリンカー効果もあって最後まで集中力を切らさずに走れていたのは大きな収穫。中間は放牧を挟んでリフレッシュ。ここに向けてしっかりと乗り込まれており、久々でも仕上げに不安はない。相手はさらに強くなるが「この相手もチャンスはある」と陣営は強気の姿勢。5歳ながらキャリア8戦と伸びしろは大きいだけに、一発があってもおかしくない。
Posted by ライアン on 3月 14th, 2020 :: Filed under 競馬