【中山記念&阪急杯】注目馬情報!!
3月1日(日)
■中山記念
軸はラッキーライラック。3歳春にチューリップ賞を勝って以降、長らく苦戦が続いていたが、昨秋のエリザベス女王杯で見事に復活。上がり32秒8の末脚で鮮やかに突き抜け、かつての2歳女王が再び輝きを取り戻した。続く香港ヴァーズでも強豪牡馬を相手に2着と好走。今回はそれ以来の実戦となるが、「さらに逞しくなっているし、馬体もボリュームアップ。ようやく完成の域に入りましたね」と松永幹師。伸びしろは大きく、状態面にも何ら不安がない。昨年は2着惜敗の舞台だが、充実期を迎えた今なら逆転できる。
穴ならペルシアンナイト。17年のマイルCSを最期に勝ち星から遠ざかっているが、その間も重賞戦線でたびた上位争い。大きく崩れることはほとんどなく、近2走もGIで3,5着と存在感は薄れていない。一昨年の同レースでは1番人気で5着に敗れるも勝ち馬とはわずかに0秒3差。皐月賞2着の実績からも中山適正は決して低くない。叩き良化タイプで目標はあくまでも先のドバイターフだが、この中間はしっかり乗り込まれてデキは上々。相手は強力だが、持ち前の安定感を発揮できれば上位争いは可能だ。
■阪急杯
軸はダイアトニック。GI初挑戦だった昨秋のマイルCSでは10着と大敗を喫するも、年明けの京都金杯ではしっかり巻き返して2着好走。マイルの距離にも対応できるところをみせた。とはいえ、距離に関して言えば、やはり6戦して5勝2着1回の1400mがベストなのは間違いない。また、全6勝のうち5勝を京都で挙げているものの、中山や阪神でも走っており、直線の坂を苦にするところもない。主戦の北村友一騎手も「高松宮記念という目標があるので、内容も結果も求めていきたい」と強気一辺倒。大一番に向けて取りこぼせない一戦となる。
穴ならライラックカラー。昨年は夏場を全休すると休養明け後に3勝クラスとオープン特別を連勝。藤沢師が「(前走で)ベストではない中山6Fを勝ったように力をつけている」と言うように、ここにきて充実期を迎えつつある。前走後はひと息入ったが、当初出走プランのあった東京新聞杯をパスし、ここを目標にじっくり乗り込んで仕上がりは万全。鞍上の木幡育也騎手は普段から調教をつけているパートナーで人馬の呼吸はぴったり。先週のダイヤモンドSでは兄の木幡巧也騎手が大穴を空けて初重賞制覇を飾っており、弟もそれに続きたいところだ。
Posted by ライアン on 2月 29th, 2020 :: Filed under 競馬