7月21日（日）

 

■函館２歳ステークス

 

軸はタイセイビジョン。阪神芝７Ｆのデビュー戦は完勝と言っていい好内容。中位追走から勝負どころでポジションを押し上げると、直線は最速上がりで力強く抜け出し２着に２馬身差。当時の阪神は全体的に時計がかかっており、それを考えれば1分23秒0の勝ち時計も決して遅くはない。タイプ的に小回り替わりは気にならず、距離短縮も「むしろ良さが出せるのでは」と陣営。前掛かりの馬が多くハイラップになりやすいのがレースの特徴でもあり、初戦で見せた決め手が発揮出来れば、連勝での重賞初制覇が濃厚だ。

 

穴ならアザワク。３頭が出走する道営所属馬の大将格。５月にデビューしてＪＲＡ認定競争を７馬身差、８馬身差で連勝。いずれもダート戦ではあるが、地方ダート1000ｍでは出色の1分0秒台で駆けており、非凡なスピードを示すに十分な内容と言える。素軽いフットワークに加え、父がカレンブラックヒルという血統背景から芝への適応力への期待も大。角川師は「中央の一線級に入っても負けないところを見せたい」と意気込んでいる。

 

■中京記念

 

軸はプリモシーン。驚異的なレコード決着となったヴィクトリアＭでクビ差の２着。安定感のあるレース運びで上がりはメンバー最速の33秒0とＧＩ級の実力を存分に示した。２走前のダービー卿ＣＴ２着、昨夏の関屋記念完勝と牡馬相手でも五角以上に戦えることも証明済み。アローワンスを加味すれば実質トップハンデとなる55.5kgだが、ダービー卿ＣＴから0.5kg増に過ぎず、500kg近い馬格から考えても能力発揮を阻むほどの影響はない。この相手なら中心は揺るがない。

 

穴ならレインボーフラッグ。前走で準オープンＶ。これが昇級初戦になるが、畑助手は「まだ遊びがあるので、このクラスのペースのほうがより力を発揮してくれるのでは」といきなりの重賞挑戦にも臆するところはない。２ヶ月ぶりの実戦になるものの、小崎師が「今は絶好調と言える状態」というように、２週前の時点で坂路で51秒台をマークするほど順調な仕上がりを見せている。昇級でハンデは54kg。展開一つで出番があっても驚けない。

 

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Posted by ライアン on 7月 20th, 2019 :: Filed under 競馬
Tags :: 中京記念, 函館2歳ステークス

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